適正ウェイトとは

適性ウェイト イメージ適正ウェイトとは、水面でBCDから空気をすべて完全に抜き、通常の呼吸を続けてる時に水面が目線辺りに来ることをいいます。この適正ウェイトで息を吐き続ければ、ゆっくりと水中へ沈んでいきます。
適正ウェイトはいつも同じではありません。着ているウェットスーツの種類、付けているタンクの種類、潜る環境など、さまざまの条件で変わってきます。

適正ウェイトは中性浮力を作る上で最も重要なことです。
ウェットスーツが厚ければ生地の量が多く浮力が強いので、ウェイト量は多くなります。
タンクはスチールタンクの方が重く、アルミタンクは軽い。ウェイトの量はアルミタンクの方が1〜2kg多く付ける必要があります。
潜る環境では川、湖のような淡水、海の海水でも浮力が違います。海水の中でも塩分の溶けている量の違いがあり、エジプトとペルシア半島の間に挟まれた紅海は、砂漠気候で乾燥して水分が蒸発しやく海に注ぐ川がないので、同じインド洋のモルディブなどに比べて塩分濃度が高い。つまり浮きやすいです。こうしたエリアでは、ウエイトを少し重めに着けることが必要になります。

適性ウェイト イメージ中性浮力を取るのに最も重要な自分の適正ウェイトを知らずに、ダイビングをしている人を多く見受けられます。
自分の適正ウェイトを知っていてわざとオーバーウェイトにしているのであれば、好みもありますので問題ありません。しかし、知らずにオーバーウェイトになっている場合は、色々不都合なことが出てきていると思います。そんな場合、オーバーウェイトを改善した方がよりダイビングが楽しく、そして上手くなったと実感できるでしょう。

自分のウェイトが重たいと思ったら、迷わずインストラクターに減らしたいと申告してください。インストラクターは予備のウェイトを持って入ってくれるはずです。万が一浮きそうな場合、その予備のウェイトをもらえば問題ないはずです。

適正ウェイトを知りたい人は下記URLで調べてみましょう。大まかなウェイト量が分かります。
https://oceana.ne.jp/calcweight