ダイビング器材を買うことの意味

ダイバーの中にはmy器材の人と、レンタル器材の人がいます。
どちらにもメリットとデメリットがあると思いますが、どうしてダイビング器材を買うのでしょうか??
メリットとデメリットを考えてみたいと思います。

my器材のメリット
レギュレーターやBCD、ウェットスーツを購入した場合、自分の体に合わせて購入していますので、大きさの不具合などによるストレスを感じることはなくなるでしょう。
また、自分がしっかりと管理していれば、常に同じコンディションで使うことが出来るので、この点でもストレスなくダイビングをすることが出来るだけでなく、より安全にダイビングを楽しむことが出来ます。毎回同じ器材を使えるので、水中で器材の操作にも慣れ、ストレスを感じることがなくなります。
my器材を持つことでダイビングに行く頻度も多くなれば、上達も早くなると思います。
さらに、ダイビングのファッション的なところでも、自分のコーディネートした器材で気分が盛り上がるでしょう。

my器材のデメリット
ダイビング器材は他のスポーツに比べて、機材の購入に金銭的な負担がかなりかかります。
ダイビングライセンスを取る時に一緒に器材購入をさせるようなお店もありますが、そういうお店はなるべく避けた方が良いでしょう。その理由は金銭的な負担が大きいことで、その後のダイビングが続かなくなってしまうことが多いからです。
持運びがかさばるし重い。家から運び出して、車に乗せていどうしたらダイビングがすぐできるような環境であれば良いのですが、飛行機で移動するような時は大変です。荷物の大半はダイビング器材になってしまいます。
my器材の維持にはそれなりのお金がかかります。1回のオーバーホールに1~2万円ぐらい。オーバーホールの頻度は1年に1度か100本に1度が推奨されています。

レンタル器材のメリット
何と言っても、器材がないぶん移動が楽です。重たい器材を運ばなくていいのは大きなメリットでしょう。
また、手軽にダイビングが出来るというのも魅力です。沖縄ではフルレンタルで3,000円~5,000円ぐらいのお店が多いようです。
シーモンク(Sea Monk)では、レンタル器材は無料でお貸ししています。

レンタル器材のデメリット
レンタル器材の数にも限りがあります。BCDやウェットスーツが体の大きさに合わないと大きストレスになります。BCDが大き過ぎれば、背中の上でタンクが動きとても泳ぎにくいですし、ウェットスーツが大き過ぎれば、水の出入りが激しく保温の効果が損なわれます。
マスクは最もストレスを感じるアイテムです。合わないマスクをしていると、常に水がマスクの中に入っていて大きなストレスとなり、ダイビングが楽しめません。
重器材(レギュレーター、BCD)に関しては、毎回同じものをレンタル出来たとしても、次に借りるまでに何人もの人が使っていたりして、同じコンディションとは限りません。BCDの空気が入りにくかったり、レギュレーターからの呼吸がしにくかったり(空気が出にくい)などがあるかもしれません。
BCDのインフレーターの操作はメーカによっていろんなタイプや形があります。使い慣れていなければそれだけでもストレスになります。
フィンはあまり泳がないダイビングであれば気にならないかも知れません。しかし、流れのあるポイントでのダイビングではフィンの性能で差が出ます。レンタルでは初心者用のフィンしかないことも多いです。

シーモンク(Sea Monk)が考える結論
以上を考えると、レンタルは短期的にみれば安上がりで良いのですが、長くダイビングを続けるのであれば、my器材を持つ方がメリットが大きいのではないかと思います。
水中は人にとって普通に考えれば呼吸もできず、水圧がかかりとてもストレスのかかる環境です。ストレスがかかるのは3つ。体、精神、器材です。ひとつでもストレスをなくすことがダイビングを楽しむためのカギになります。いちばん簡単に減らせるのは器材。器材のストレスは揃えてしまえばなくなるはずです。
ただ、強制されて買うようなものではありません。欲しい思った時、必要と感じた時に買うのが良いのではと思います。
買おうと思った時は、インストラクターやショップスッタフに相談してみてください。
また、すべてをいっぺんに買おうとするとかなりの出費になります。器材を買ったからダイビングを我慢では本末転倒です。無理なく買い進んで行ったら、良いでしょう。まずは3点セット(マスク、シュノーケル、フィン)から買うのがおすすめです。そのあとはウェットスーツ。最後に重器材(レギュレーター、BCD)の順番に購入するのが理想的でしょう。